カノジョは自宅警備員
宮園あきら
僕――西野徹は、ちょっとゲームが強いことを除けば普通の高校2年生だ。あんまり明るくないし、友達だって別に多くもないし、悲しいかな何よりモテない。そんな僕に彼女が出来たいきさつは、ちょっと変わっている。とあるソーシャルゲームで『神』と呼ばれるほどゲームが強いKANAさんとチャットで話した時、相手もたまたま同学年の高校生であることを知った。顔も見たことはなかったが、憧れていたので咄嗟に『付き合ってください』と言ってしまった。すると意外にも『いいぞ』の返事。そして数日後、僕は彼女の家に招かれた。すると……!?